小間紋について

自社が得意とする着物の縫い紋技術を活かし、直径1.7cmの小さなスペースに精密で多彩な技術で表現した紋を刺繍する挑戦を行いました。本金糸や銀糸の駒縫いによる立体感の表現や、ボカシ縫い、縫い切り、須賀縫い、相良縫いなど多様な江戸刺繍の伝統技法を駆使し、伝統的な縫い紋の美しさをジュエリーとして楽しむ新しい表現を実現。小さな紋は型を一から起こし、撚糸作りも手掛けることで、より美しく精緻なデザインに仕上がっています。既成のくるみボタンを活用した刺繍パーツ製造は、取り外し可能なように試作を繰り返し、磁石との相性を確かめながら実現しました。